Javaの学習を始める第一歩は、パソコンでJavaを動かせるようにする「環境構築」です。ここでつまずいて挫折する人も多いので、今日はここを一緒に確実に越えましょう。この記事では、60分で開発道具(JDK)を入れ、最初のプログラム「Hello World」を画面に表示するところまでを目指します。時間配分の目安は、説明を読む15分、実際にインストールと実行に35分、振り返り10分です。
Javaを動かすには「JDK」が必要(目安10分・インプット)
まず、JDK(ジェイディーケー)を用意します。JDKとはJava Development Kitの略で、Javaのプログラムを書き、機械が実行できる形に変換(コンパイル)して動かすための道具一式です。これがないとJavaは動きません。
JDKにはいくつか配布元(ディストリビューション)がありますが、初心者には無料で商用利用もできるEclipse Temurin(イクリプス・テムリン)が定番です。バージョンは長期サポート版(LTS)を選ぶと安定します。2026年時点の最新LTSはJava 25です。
【実践1】JDKをインストールする(目安15分・手を動かす)
公式サイト「Adoptium(adoptium.net)」を開き、最新のLTS(Java 25)を選び、自分のOS(WindowsまたはmacOS)向けのインストーラーをダウンロードして実行します。Windowsの場合、インストール途中で環境変数(PATHやJAVA_HOME)を設定するオプションが出たら、チェックを入れておくと後が楽です。
インストールできたら、ターミナル(Windowsはコマンドプロンプトかパワーシェル、Macはターミナル)を開き、次を実行して確認します。
java -version
javac -version
`openjdk version “25”` のようにバージョン番号が表示されれば成功です。「’java’は認識されていません」と出たら、環境変数が未設定か、パソコンの再起動が必要な可能性があります。
【実践2】最初のプログラム Hello World(目安20分・手を動かす)
作業用のフォルダを作り、その中に `HelloWorld.java` というファイルを作成します。中身は次の通りです。
public class HelloWorld {
public static void main(String[] args) {
System.out.println("Hello World");
}
}
保存したら、そのフォルダでターミナルを開き、コンパイルと実行を行います。
javac HelloWorld.java
java HelloWorld
画面に「Hello World」と出れば成功です。仕組みが少し分かってきたら、`”Hello World”` の部分を自分の名前入りのメッセージに書き換え、もう一度 `javac` と `java` を実行してみましょう。ここで大事なのは、ファイル名(HelloWorld)とクラス名を必ず一致させることです。`System.out.println` は「1行表示する」命令だと覚えておけば十分です。
よくある疑問・つまずきポイント
**「’javac’は認識されていません」と出ます。**
環境変数PATHが設定されていない場合が多いです。インストーラーの環境変数オプションを確認するか、パソコンを再起動してください。
**日本語が文字化けします。**
ファイルの文字コードをUTF-8で保存すると改善することが多いです。
**クラス名とファイル名が違うとエラーになります。**
`public class ○○` の○○とファイル名を必ず揃えてください。
まとめ(目安10分)
今日はJDK(Temurin)をインストールし、Hello Worldを動かすところまで到達しました。これでJavaを書いて動かす土台が整いました。今日書いたHelloWorld.javaは消さずに残しておきましょう。明日は「変数とデータ型」を学び、プログラムでデータを扱う方法に進みます。

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