インフラの中心的な存在が「サーバー」です。ひとくちにサーバーと言っても、役割ごとにいくつもの種類があります。今日は代表的なサーバーの種類と、それらを組み合わせた基本的な構成を学びます。1日30分、前半で説明を読み(目安9分)、中盤で身近なサービスの構成を考え(目安15分)、後半で振り返ります(目安6分)。
サーバーの種類と構成(目安9分・インプット)
サーバーとは、他のコンピュータ(クライアント)からの要求に応えてサービスを提供するコンピュータです。役割によって主に次のように分かれます。Webページを返すWebサーバー、プログラムの処理を担うアプリケーションサーバー(APサーバー)、データを保管・検索するデータベースサーバー(DBサーバー)、ドメイン名とIPアドレスを変換するDNSサーバーなどです。
実際のWebサービスでは、これらを組み合わせます。よくある形が「Web3層構成」です。利用者からのアクセスをWebサーバーが受け、処理をAPサーバーが行い、必要なデータをDBサーバーが出し入れする、という役割分担です。層を分けることで、負荷を分散しやすく、保守や拡張もしやすくなります。
【実践】身近なサービスの構成を書き出す(目安15分・手を動かす)
普段使っているWebサービス(通販サイトやSNSなど)を1つ選び、Web3層構成に当てはめて、どのサーバーが何をしていそうか書き出してみましょう。
【サービス構成メモ】対象サービス: ○○
- Webサーバーの役割: 例) 画面(HTML)を利用者に返す
- APサーバーの役割: 例) 検索や注文処理などのロジック
- DBサーバーの役割: 例) 商品情報や注文履歴の保管
- 他に必要そうなもの: 例) DNS、画像用の保管場所 など
正解を当てることが目的ではありません。「利用者の操作の裏で複数のサーバーが連携している」という視点を持つことが大切です。書き終えたら、なぜ層を分けると便利なのかを一言添えてみましょう。
よくある疑問・つまずきポイント
**1台のサーバーに全部載せてはダメですか?**
小規模なら可能ですが、役割を分けた方が、負荷分散や障害時の切り分け、拡張がしやすくなります。
**物理的な機械が何台も必要ですか?**
必ずしもそうではありません。次回学ぶ「仮想化」を使えば、1台の物理サーバー上に複数のサーバーを作れます。
まとめ(目安6分)
今日はWeb・AP・DBなどサーバーの種類と、役割を分けるWeb3層構成を学びました。身近なサービスの裏側をイメージできるようになったはずです。明日は、1台の機械を複数のサーバーとして使う「仮想化技術の基礎」に進みます。

コメント