クラウドの正体は、突き詰めれば「仮想化されたサーバーとネットワークを、インターネット越しに借りる仕組み」です。今日は、インフラ基礎で学んだ仮想化とネットワークを、クラウドの視点から捉え直します。1日45分、前半で説明を読み(目安13分)、中盤で構成を図にし(目安22分)、後半で振り返ります(目安10分)。
クラウドを支える仮想化とネットワーク(目安13分・インプット)
クラウド事業者は、巨大なデータセンターに大量の物理サーバーを持ち、仮想化技術でそれを細かく分けて利用者に貸し出します。私たちがAWSで「サーバーを1台借りる」とき、その実体は物理サーバー上の仮想マシンです。だからこそ、数分で用意でき、不要になれば消せるのです。
ネットワーク面では、クラウド上に自分専用の仮想ネットワークを作れます。AWSではこれを「VPC(仮想プライベートクラウド)」と呼びます。VPCの中を「サブネット」という小さな区画に分け、外部に公開する部分と、内部に隠す部分を分けて配置します。この考え方は、Day2で学んだLANやIPアドレスの延長線上にあります。
【実践】シンプルなクラウド構成を図にする(目安22分・手を動かす)
紙やメモアプリに、簡単なクラウド構成を描いてみましょう。
【クラウド構成スケッチ】
[インターネット]
|
[VPC(自分専用の仮想ネットワーク)]
|-- 公開サブネット : Webサーバー(外から見える)
|-- 非公開サブネット: DBサーバー(内部だけ)
描けたら、ブラウザで「AWS VPC とは」を検索し、公式や解説図と自分のスケッチを見比べてみましょう。「公開する部分」と「隠す部分」を分けるのがネットワーク設計の基本です。この区分けが、後で学ぶセキュリティの土台になります。
よくある疑問・つまずきポイント
**VPCは難しそうです。**
最初は「クラウド上に作る自分専用のLAN」と捉えれば十分です。サブネットは、その中の部屋分けだとイメージしましょう。
**なぜDBを隠すのですか?**
データベースは重要な情報を持つため、インターネットから直接触れないようにして、Webサーバー経由でのみアクセスさせる方が安全だからです。
まとめ(目安10分)
今日は、クラウドが仮想化とネットワークの上に成り立っていること、そしてVPCとサブネットで公開範囲を分ける考え方を学びました。いよいよ明日からは、AWSを実際に触っていきます。まずは「AWSアカウント作成と権限管理」からです。

コメント