クラウドを学び始めると必ず出会うのが、IaaS・PaaS・SaaSという3つの言葉です。今日はその中でも特に混同しやすいIaaSとPaaSの違いを、SaaSも交えて整理します。1日45分、前半で説明を読み(目安13分)、中盤で実例を分類し(目安22分)、後半で振り返ります(目安10分)。
IaaS・PaaS・SaaSの違い(目安13分・インプット)
これらは、クラウド事業者が「どこまでを用意してくれるか」で分かれます。IaaS(イアース)は、サーバーやネットワークといった基盤だけを借りる形です。OSより上は自分で用意するため自由度が高く、代表例はAWSのEC2(仮想サーバー)です。PaaS(パース)は、基盤に加えてOSや開発・実行環境まで用意された形で、利用者はアプリの中身づくりに集中できます。SaaS(サース)は、完成したソフトをそのまま使う形で、GmailやSlackなどが該当します。
自由度はIaaSが最も高く、手軽さはSaaSが最も高い、という関係です。裏返せば、IaaSは自分で管理する範囲が広く、SaaSは狭い、ということでもあります。
【実践】サービスを3分類に振り分ける(目安22分・手を動かす)
理解を確かめるため、身近なサービスや機能を3つの分類に振り分けてみましょう。
【IaaS / PaaS / SaaS 分類ワーク】
- 仮想サーバーを借りてOSから自分で構築 → ( )
- データベース機能が用意され、中身の開発に集中 → ( )
- ブラウザでそのまま使えるメールやチャット → ( )
自分が普段使うサービスも3つ挙げて分類してみる:
1) ○○ → ( )
2) ○○ → ( )
3) ○○ → ( )
答え合わせのため、AWS公式で「EC2」と、PaaS的に使える「AWS Elastic Beanstalk」を検索し、それぞれ利用者がどこまで管理するのかを見比べてみましょう。管理範囲の違いが、そのまま分類の違いになっていると分かります。
よくある疑問・つまずきポイント
**どれを選べばいいですか?**
自由に細かく作りたいならIaaS、開発に集中したいならPaaS、すぐ使いたいならSaaSが向きます。目的次第です。
**同じサービスでも分類が変わることがあります。**
使い方や機能によって、IaaSにもPaaSにも見えるサービスがあります。厳密な線引きより「管理範囲の広さ」で捉えると混乱しません。
まとめ(目安10分)
今日はIaaS・PaaS・SaaSを「事業者がどこまで用意するか」で整理しました。管理範囲の違いを押さえると、サービス選びの軸ができます。明日は、クラウドを支える「仮想化とネットワーク基礎」をクラウドの視点から見直します。

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