インフラ基礎を終えた次のステップは、いよいよクラウドを実際に使えるようになることです。この6日間シリーズでは、クラウドの概念から、AWSを実際に触る操作までを進めます。初日の今日は、土台となる基礎概念を固めます。1日45分、前半で説明を読み(目安13分)、中盤で手を動かし(目安23分)、後半で振り返ります(目安9分)。
クラウドの基礎概念(目安13分・インプット)
クラウドとは、サーバーやストレージ(保管領域)などのITインフラを、自分で機器を持たずにインターネット経由で借りて使うサービスです。従来の自社設置型を「オンプレミス」と呼び、これと対比されます。
クラウドの代表的な特徴は次の通りです。使った分だけ支払う従量課金、必要に応じて能力を増減できるスケーラビリティ、初期投資が小さいこと、そして世界中から利用できることです。重要な考え方に「責任共有モデル」があります。これは、クラウド事業者がインフラ側の安全を担い、利用者が自分のデータや設定の安全を担う、という責任の分担です。主要なクラウドにはAWS、Microsoft Azure、Google Cloudがあり、本シリーズでは最大手のAWSを題材にします。
【実践】オンプレミスとクラウドを比較する(目安23分・手を動かす)
理解を自分のものにするため、比較表を書き出してみましょう。
【オンプレ vs クラウド 比較メモ】
オンプレミス クラウド
初期費用 : 例)高い(機器購入) 例)低い(借りる)
増減の速さ : 例)遅い 例)速い
支払い方式 : 例)購入・保守 例)従量課金
運用の手間 : 例)自分で全部 例)一部を事業者が担う
書けたら、次にブラウザで「AWS 責任共有モデル」を検索し、公式の図を眺めて「事業者側」と「利用者側」の担当範囲を確認してみましょう。誰が何を守るのかを理解することは、クラウドを安全に使う第一歩です。
よくある疑問・つまずきポイント
**クラウドは必ず安いのですか?**
使い方次第です。使った分だけ払える利点がある一方、消し忘れなどで無駄な課金が発生することもあります。コスト管理の意識が大切です。
**セキュリティは事業者任せでいいですか?**
いいえ。責任共有モデルの通り、データや設定の安全は利用者の責任です。
まとめ(目安9分)
今日はクラウドの基礎概念、オンプレミスとの違い、そして責任共有モデルを学びました。クラウドを学ぶ土台ができました。明日は、クラウドのサービス形態の中でも混同しやすい「IaaSとPaaSの違い」に踏み込みます。

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